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 レイクサイドのコンドミニアム

木曜はSummer Solstice、夏至の日。
そして同じくして、ネルソンの今後を決めた重大な日でした。

ここネルソンで2年にも及んで話し合われてきた事。
レイクサイドの空き地に5階建てのコンドミニアムを建てるか否か。

それがこの木曜日にの公開ミーティングで可決。
協議会での結果は、3対2で建設が決定。


Kootenai Landingという建設業者が進めるこの計画。
もともとは6階建てのコンドミニアム、そして湖には142隻ものボートを停められるマリーナ、さらには水辺のレストランが予定されてたらしい。
市が懸命に働きかけ、5階建てまで抑えて、マリーナも60隻まで規模を小さくした。

市民の大半はこの建設に反対。
レイクサイドにそんな高い建物を建てるなんてガイドラインに反するし、そんなものを建てられたら景色も一変する。

この話し合いを悩ませていた一つは、この土地は市のものではなく、私有地だと言うこと。
建物の規制に関しては口出しできるけど、建設に関しては単純に「ノー」とは言えないらしい。

その他、市民が増えれば病院の発展に働くだの、建設によって先数年の仕事が増えるだの、湖の水をうまく利用した環境にもよい建物だの、なんだかプラスにとらえる材料もいろいろ。
実際のところはどう働くか疑問だけど。

もともと「高齢者をもサポートする、経済的にも環境にも優しい建物」というようなことで開発されたらしいけど、建設に必要な金額は約6,100万ドル、およそ61億円。
6階建てにしたのはユニット数を増やすためであり、階数を減らすことによって当然各ユニットあたりの金額も値上げしなければならない。

レイクサイドの一等地。
純粋に住まいを探して購入する人たちが入るのか、アルバータあたりの金持ちが一時のバケーションのために入るのか。
後者になるとしたら、このコミュニティー色は思い切り変わってしまうし、市が予想するメリットも何もあったもんじゃない。

歴史的建物が多く、それを大事にしてきたここネルソン。レイクサイドに近代的な高い建物を建てることで、その外観もどうなるのか。

ネルソンというこの小さな街は、他の土地にはない空気を持ってる。
説明しろといわれてもうまく言えないけれど、近代文化に侵されていなくて、工場などもなく、文化色が強い街。
働くために移ってくる街ではなく、この土地に惚れ込んで移ってくる人が大半な街。

お金のため、市の発展のため、活性化のため、土地の有効利用のため。
さらにあたしの働くショッピングモールのすぐ隣なので、買い物客が増える。
理由なんていくらでもあるし、どれももっともらしく聴こえる。

でも単純に考えると、この地域の色を簡単に壊してしまう。

たかだかコンドミニアム、でもそれはもともとのガイドラインから外れる規模。そしてそれを受け入れてしまった市。
この決定は、次の新たな開発にもつながって行くかもしれない。

この土地が、他のありふれた中小都市と同じくなることは絶対許せない。
この建物がこのコミュニティーを支えることになるとも思えない。

細かい建設予定図を見させてもらったけど、卑怯なことに真横から見たアングルがない。
あるにはあるけど、周りの建物と比較するような図面が一切ない。
さも見栄えがいいような、斜め上や真上から見た3D写真のみ。
そんな写真じゃ、実際に建ったときに周りから見てどんなんなのかさっぱりわからない。

友達のコンドミニアムから見たレイクサイドの風景も、がらっと変わるだろうな。

建設にかかる期間は、予定として6年とのこと。
まだこれから詳細をいろいろ決めていく段階らしいけど、ネルソンが少しずつ変わっていくのを見るのはなんだか辛くなってくる。

変化って時には必要。
でも守らなければならないものもある。
この街は、この街であり続けて欲しいです。
ネルソン'07年 | comment(0)   trackback(0)
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